はじめまして。当店のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私たちは、昭和のはじめからこの町で和菓子を作り続けてきた、ちいさな和菓子屋です。毎日の暮らしの中で、ふと立ち寄っていただけるような存在でありたい。そして、和菓子を通じて、心がふっとほどけるような時間をお届けしたいと願っています。ここでは、そんな私たちの歩みや、和菓子づくりに込めた想いを、少しだけご紹介させていただきます。
ひとつひとつの和菓子には、私たちの「ありがとう」と「どうぞ召し上がれ」が込められています。この町で、小さな和菓子屋として暖簾を掲げたのは、昭和のはじめ。「特別な日でなくても、和菓子が人と人の間をやさしくつなぐ存在であってほしい」そんな想いを胸に、初代は一つの餡、一つの生地に真摯に向き合ってきました。
初代の志を受け継ぎながら、二代、三代と時代を越えて、変わらぬ味と手仕事の技を大切にしてきました。その一方で、季節や時代の空気を織り交ぜながら、見た目にも楽しく、口にすればほっと和むような和菓子を日々追求しています。伝統と革新。その両方が、私たちの和菓子の中に息づいています。
商店街の一角で、ふと香る餡の甘さ。帰省のたびに、変わらぬ味を求めて立ち寄る常連のお客様。地域の方々との何気ない日常の中に、和菓子屋としての幸せが詰まっています。この町で、顔の見えるお客様にお届けできること。それこそが、私たちがここで和菓子を作り続ける理由です。